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災害鍼灸マッサージプロジェクトの目的

詳細は以下の記事をごらんください。
http://890iwanuma.blog.so-net.ne.jp/2011-04-26-00

活動終了に関して

災プロでは、2011年12月6日をもちまして被災地へのボランティアの派遣を終了いたしました。多くのみなさまのご支援、ご協力、誠にありがとうございました。

【感想報告】7月23日~25日 [参加者からの感想]


はじめに、この度の東日本大震災でお亡くなりになられました方々に謹んで哀悼の意を捧げると共に、被災されて今なお困難な生活を送っておられる皆様に心よりお見舞い申し上げます。

災害鍼灸マッサージプロジェクトに大阪府鍼灸師会の一員として7月23~25日に宮城県石巻市と南三陸町での鍼灸ボランティア活動に参加させて頂きました。
大阪府鍼灸師会では、浜田会長はじめ総括責任者の三木先生を含め有志7名のチームで活動に望みました。
「段取り八分!」言う言葉が有りますが、此度の活動が無事終える事が出来ましたのも災害鍼灸マッサージプロジェクトの橘川様、そして鍼灸師会では発起から諸団体との打ち合わせ、行程表作成、参加者との事前ミーティング等々多岐に渡りほぼお一人で頑張られた三木先生がおられたからだと思います。
私などはお膳立ての上に乗っかっただけだと恐縮致しております。
本当に有難う御座いました。

さて、23日朝伊丹空港に集合したわけですが、私は寝不足と緊張で体調は決して良くは有りませんでしたがドリンク剤をがぶ飲みで搭乗致しました。
仙台空港着陸前の眼下にはニュースで見たような惨たんたる光景が目に飛び込んできました。
そして着陸。滑走路をタキシングしているとこれまた滑走路脇に津波に没した小型機がガラクタの様に積まれていたのには驚きました。
空港ターミナルはまだ仮設で至る所がベニヤ板で覆われていました。

ミニバンをレンタルして一路石巻へ
高速も所々路面がうねっていてミニバンでの走行は少し緊張しました。

石巻チーム2名の活動拠点となる遊楽館に着くなりラジオから緊急地震速報のアラームが鳴り響きグラグラと揺れた時に、「初めて被災地に来たのだ」と自覚しました。
その後南三陸チームの5名は再び高速で目的地を目指しました。
一般道で南三陸町に近付くにつれて車の残骸が目に付き始め。
南三陸町の中心街に着いたときの見るも無残な光景は一生忘れられぬ事でしょう。

ベイサイドアリーナで器材を積み込み初日と二日目の活動場所である志津川自然の家に向かいました。
到着後、施設の方にお聞きしながら、早速器材の設営を行い、3名で施術を行いました。

最初の患者様からお二人目の患者様までは「何を話しどの様に接していいのか」が分らず凄くぎこちない患者様との対応になってしまいました。
しかしそれ以後、時間内で主訴を取り除く事を主眼に「何時も通り自然体で行こう」と切り替えてからはスムーズなやり取りになりました。
患者様と接して感じた事は、皆さん本当に明るく話して下さいます。しかし皆さん笑顔の中に憂いを感じるのです。
それは当然ですよね。皆様は心に計り知れないショックと不安を持っておられるのですから・・・。
しかし、何気ない会話の中に被災された方々の真の強さそして優しさを感じ取る事が出来ました。
一人の女性の方は震災当日妊娠9ヶ月、大きなお腹を抱えながら必死に津波から逃げられました。
その後無事に出産されたそうです。
現在は復興に携わるご主人を支えながら子育て、そして自ら避難所生活にもかかわらず炊き出し等のお手伝いもされています。
改めて母の愛情そして強さを再認識させて頂きました。
3日目は正午までと言う短い時間では有りましたが、中前民家で地元のお年寄りを中心に施術させて頂きました。
ここでは地元のリーダー的ご家族がおられ、事前にベッド3台に分けて予約をきっちりと取っていただき、受付業務までこなして頂き非常に効率良く施術が出来ました。
此処の集落は高台のために直接的な津波の被害は無かったものの、物資が無く食事も偏り高血圧等体調を崩された方が多かったようです。
しかしここのお年寄り方が関西の言葉で「はんなり」としていて私の方が凄く癒やされました。変な話ですね・・・。
何時までも施術を続けたかったのですが、飛行機の時間も有り予定通り正午で施術を終了し中前民家を後に致しました。
途中平成の森チームと石巻チームをピックアップして仙台空港へと戻ってきました。
そしてターミナルに入ってビックリ!
着いた時は仮設だった空港設備が全て復旧し素晴らしい空港に変わっておりました。
伊丹空港に着いて緊張が半分解け、バスと電車で帰宅した時にはさすがにぐったり。
南三陸町の海と山の美しさとお世話になりました方々に思いをはせながら床につきました。
私達の活動は、たった7名でたった3日間の活動ではありましたが、この志が次々とつながればきっと大きな成果を残すものと確信致しております。
最後になりましたが、災害鍼灸マッサージプロジェクトの皆様に心から敬意と感謝を申し上げると共に、大阪から志を共にした7名の先生方とこの活動に参加させていただきました事を私の誇りにさせて頂きたいと思います。
石巻市の皆様そして南山陸町の皆様の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げております。

公益社団法人 大阪府鍼灸師会   
河南地域    北野 統大      



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